下顎の親知らずの抜歯について
名駅、名古屋駅の歯医者・歯科医院の鈴木デンタルクリニックです。
皆さんこんにちは、今日は下顎の親知らずの抜歯について最近話題のトピックスについて
お話ししたいかと思います。
通常抜歯と言えば、歯の根っこまで全て抜歯することを指しますが、下顎の親知らずに関しては
最近では、歯冠(あたまの部分)だけを除去して歯根(根っこ)を残す『コロネクトミー』という方法や、
1回目は歯冠だけを除去して、しばらくしてから歯根を除去する『2回法の親知らず抜歯術』という方法が
あります。 下顎の親知らず以外の歯ではこのような方法は行わないのですが、なぜ親知らずに関しては
このような手技があるかと言うと、下顎の親知らずは位置的に下歯槽神経という神経に近いため、
抜歯後に神経障害(知覚異常)が出現する可能性があります。 これをなるべく避けるためにこのような
手技、方法があるのです。
欧米などでは比較的行われている方法ですが、日本ではまだ検討されだした段階という感じです。
また親知らずの生え方や向き、虫歯になっているかいないか、炎症を起こしたことがあるかないか、
など全てに適応するわけではないので、今後の検討課題になっているという感じです。